今回は最終章の死の秘宝についての感想と考察をネタバレありにてお話ししたいと思います。
映画との違いを交えながらお話ししたいと思います。
映画に関しては主にPart2主体でお話しさせていただきます。
やっぱり人が死にすぎ感は否めない
正直言って、ハリーポッターシリーズは炎のゴブレット辺りから一気に人が死ぬことが増えました。
シリウス然り。
しかしながら、最終章はこれでもかと人が殺されます。
ドビー・フレッド・ルーピン・トンクスとここまで殺す必要があったのか!?と思うほどです。
そして、ヴォルデモートを倒した後にルーピンとトンクスの子供テディの描写は少しありますがフレッド含めウィーズリー家の描写は一つもなく、なぜそこまで!?と感じさせてしまっています。これは日本の小説ではあまりない展開でしょう。
ここまでなぜ殺されなければならなかったのか?
ハリーポッターがヴォルデモートに何故勝てたのか?
愛とか信頼とかそういうものを一切信用していない故に対策が出来ないことがヴォルデモートの弱点であると述べています。
つまり、ここまでたくさんのポッターにとっての恩人、ロンやハーマイオニーにとっての恩人が殺されることでポッターは深く悲しむことができ、自分をも犠牲にすることが出来る人間なんだ。それをこれらの人物が殺されることで更に印象付けたのかもしれないと考えられます。敵のペティグリューの死をも哀れんだ様子からもそれが見て取れます。
スネイプのリリーに対する愛も然り、ヴォルデモートはスネイプの行いをただ女が欲しかったからこそのと思っていた。愛を理解していなかったのだということなんでしょう。
映画ではハリーポッターが殺されて何故生き返ったのか不明だった
映画見てて思ったのはこれが一番疑問だった。
蘇りの石はジェームズとかリリーとかシリウスとかを蘇らせ、自ら死へと赴くポッターを勇気付けていた。
じゃあどうして生き返ったのか?ということです。
原作だと炎のゴブレットにて、ヴォルデモートは復活する時にポッターの血を使った。
ポッターの血には母親リリーの血の加護が流れている。
それがヴォルデモートの中にも含まれることになった。
期せずしてこれがポッターの分霊箱になった。つまりヴォルデモートがハリーの分霊箱になったのです。
これをあの場面だけで察しろっていうのはさすがに無理があります。
雰囲気理解でいいよって監督は思ったのかもしれません。
ロンとハーマイオニーがハリーが死にに行く時の描写
この場面がいつ来るかいつ来るかと期待していたんですが、なかった。
結構好きな場面だっただけにがっくりきた。
ハーマイオニーは既に気づいていて死にに行くハリーを抱擁する。
その姿は美しくもあり、ロンの複雑な心境は映画で見事に描かれていただけにあれーってなった。
ハリーは原作では勇敢にスネイプの真の事実が明らかになった後、ヴォルデモートに殺されにいくのでした。
スネイプのための第7巻
スネイプは本当に男の中の男でした。
リリーへの愛、ハリーを陰から守っていたことが遂に明らかにされた7巻。
映画でも本当にスネイプかっけーって感じです。
特にこの場面
ダンブルドア『ポッターは死なねばならぬ』と言い
スネイプに『情が湧いたのか?』と問うた時に
スネイプがリリーの牝鹿の守護霊を出し
ダンブルドアが『これほどの年月が経ってもか』と言った後の
『永遠に』
はスーパーかっけぇってなります。
ポッターへの対応に関しては、ジェームズのことは大嫌いでしたからね。スネイプは。
そこがちょっとポッターに対しての嫌悪感にもつながるものがあったのかもしれません。
ネビルまじかっけぇ!
ネビルは映画ではルーナ好き!告白してくる!ってなってましたが、そのような描写は原作ではありませんでした。
後日のインタビュー含めてまとめてあるので、詳しくはこちらを。
ネビルは成長していくヒーローになり、19年後はホグワーツの教授ですからね。
彼の努力し上達していく姿勢に、彼が実は主人公的な成長をとげたのではないかと思います。
はしょった感はあった
19年後にいく前にもう1章あって良かったと思います。
それほどにヴォルデモート死後の描写が少なすぎた。
ポッターたち以外の描写がもう少し知りたかったと思いました。
そこは結構残念でした。
ぜひ一度は読むべき
映画を見て、原作を改めて読み直してみて思ったことは、映画だけでは分からないことはたくさんあります。
もはやネットで見ればほとんど分かっちゃうけどそれでは感情移入できません。
だから是非見てみてください。
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