マイ・インターンがプライム・ビデオで視聴可能なため、視聴しました。
アン・ハサウェイ主演の『プラダを着た悪魔』がとても良かったため、いつか見てみたいなぁと思っていた映画だったんですよね。
結論から述べると、こんなおじいちゃんが欲しい!と思えるような映画だったんじゃないかなと思います。
プライム会員登録はこちらから!30日無料体験から始めましょう!!
あらすじ(ネタバレなし)
舞台はNY。華やかなファッション業界に身を置き、プライベートにも充実しているジュールス(アン・ハサウェイ)。
そんな彼女の部下に会社の福祉事業として、シニア・インターンのベンが雇われる。
最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールスだが、やがて彼の心のこもった仕事ぶりと的確な助言を頼りにするようになる。
そんな時、ジュールスは仕事とプライベートの両方で思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られる。
映画について
オフィシャルサイトはこちら↓
キャストはGoogle 検索から!
原題『The Intern』
2015年公開
監督・脚本・制作:ナンシー・マイヤーズ
※以降はネタバレを含みます。
映画の入りの音楽とテンポが実に良い
妻を亡くし、一通りやりたいことをやりきったベン。
毎日の生活にハリが欲しかったベンはジュールズ(主演女優:アン・ハサウェイ)新進気鋭のファッション業界にシニア・インターンでの再就職を決めた。
このビデオレターでの紹介と音楽のテンポが実に良いです。
実に良いという言葉しか見当たりませんね。
徐々に信頼を得られていくベン
ベンは礼儀正しく、公明正大。周りを見ることが出来、的確なアドバイスを与えられる。
そんなキャラクターであり、おじいちゃん的な存在として会社内でも頼られる存在へと変貌していく。
直属の上司となったジュールスからはまだ信頼を得られていなかったため、仕事は与えられていない立場でした。
『行動あるのみ!』
ベンは色々な仕事に積極的に関わっていく。
色々な相談をしていくことで、徐々にスタッフから信頼を得ていく。
そして、ベンが整理されていなかったテーブルを片付けたことで、ジュールズからも認識を改められつつあった。
考察
ベンが徐々に信頼を得られていく様をテンポよく描いていました。
内容的に特にグイグイっと引き寄せられるとかそういうのは特にないです。
テンポの良く起承転結の起が描かれていたように思いました。
ベンとマッサージ師のフィオナ
フィオナというバツイチの女性と恋に落ちる。
恋に落ちると言っても、年齢に合った付き合い方だ。
色んな人生のあり方があるっていうのを教えられたように思う。
ベンとベッキー
個人的には、こんな上司でありたいの象徴な感じだった。
ベッキーは頑張っているけれど、ジュールズは評価してくれない。
ベッキーの頑張っている姿を間近で観察しており、ベンはベッキーの様子をジュールズに伝えている。
素晴らしい上司である。
こんな上司でありたいと思うでしょうね!
ベンと専属運転手のマイク
専属運転手のマイクが飲酒しているのを見つけ、代わりに運転手を見事勤め上げたベン。
そのまま、マイクがフェードアウトしていくが、マイクはクビになったのでしょうか?
運転手が起きてこないという描写はあったのですが。。。
まぁ、テーマではないので深堀りしないでいいんではということでしょうか。
ジュールズの悩みとベン
ジュールズは結婚しており、小さな娘が一人。専業主夫となったジュールズの夫のマットと3人ぐらし。
会社の急成長によって、会社の管理が厳しくなってきているという状況のようで、CEOの就任を考えていた。
ジュールズ自身は家族のことも考え、ある種の妥協案としてCEOを探していた。
その中で、ベンは高い信頼関係をジュールズと築く。家族との仲も良くなっていった。
そしてベンは、ジュールズの夫のマットが、浮気しているのを発見してしまう。
ジュールズも夫の浮気には気づいていた。
考察
ジュールズの運転手を勤めることで、徐々にベンはジュールズとの信頼関係を高めていきます。
さらに様々なイベントごとでどんどん信頼関係を高めていきます。
ジュールズがお母さんの悪口を書いたメールをお母さんにご送信してしまい、家に侵入するシーンは面白かったですね。
車で待機中のジェイソンが熱唱してて気づかないシーンは秀逸でした。
ラスト
マットは浮気を認め、ジュールズとやり直すことになる。
ジュールズはCEOを雇うことを止め、会社の経営を継続することになる。
いわゆるハッピー・エンドだ。
ビックリするような展開はない。
感動する要素はあるか?と言われたら、ない。
これはいわゆる『ほっこりする映画』だ。
日常ほのぼの系が好きな方にはおすすめの映画だと思います。
ほっこりする映画なので、見終わったらあと、すっっとする映画ですね。
エンディングの入り方が実に良い
最後、ジュールズがベンを探しているとベンがいなくなっていた。
ベタな映画だと、忽然と姿を消す的な感じでしょう。
ベンがしていたのは『太極拳』。
あくまでも、日常生活の一部を描いた映画なのかもしれません。
美しいエンディングでした。
フェードアウトしていく感じが実に合っている。
この映画で得られたものは?
マットの浮気とかはまあ蛇足。
夫婦の問題がメインではないように感じるんだよね。
悩み苦しむジュールズと高齢男性のベンが友情を育んでいく様子は感銘を受けました。
基本的には、説得力があり的確なアドバイスを送れるベンという人物が、皆を助けてくれるという内容が続く映画だ。
この映画で感じたことは『こんなおじいちゃんor上司が欲しい!』ということだった。
子育てしていても、なかなか父母には相談できないことは多い。
的確なアドバイスをしてくれる存在のありがたさを共有できる映画だと思います。
Wikipediaによると、批評家の評価は10点満点中5.7点。
女上司で男性が部下というテーマをあまり掘り下げられていないという評判だ。
突っ込んだ内容は特筆してないようにやはり思う。
強いて言うなら、ジュールズとベンらが飲み会している時に言っていたくらいだ。
インタビューが載っているサイトがありました。
ここで、監督のナンシー・マイヤーズは『女性でも成功できる』ことを描いたと明かしている。
また、『私の映画は私が考えていること、心配していること、面白いと思ったことを書いているの。この映画も私が日頃考えていることを映画にしたのよ。女性も成功できると思っている男性はそんなに多くはないでしょ。だから今回は女性だって成功できることを描きたかった』
女性だって、成功できるということを描いた映画というのであれば、夫の浮気に焦点を当てるよりは、夫が専業主夫として従事している方がやや問題なようにも思う。
夫のマットが、様々なことを犠牲にしていると感じざるを得ないからだ。
ジュールズについても監督は『大人だし、一生懸命働く女性なの。だけど旦那は時々、彼女の立場を不満に思っているところが見え隠れする。彼女が忙しすぎて家にいないと思っているからね。でもジュールズは彼にサポートしてほしいと思っているの。これってどんな夫婦にも起こりうる問題よね。でもこれ以上話すとネタバレになるから言えないわ』
これは立場が逆でも成立するし、マットもジュールズにサポートしてほしいと思っているでしょう。
帰宅時間が遅くて、家事・育児 に参加できないパパはママに負担を強いているというあるあるの問題が、本作でも解決されたわけではないからだ。
マイ・インターンを現代版にすると、夫婦の社会参加と育児の両立をどのように進めていくかっていうテーマになるんじゃないかなと思います。
だからなのか、そこについて感じるものは少なくって、育児と仕事の両立をしていて心が苦しくなっていると『こんな相談役が欲しい!』と思った映画だったように思いました。
うん。とてもいい映画でした!!
0 件のコメント:
コメントを投稿