引用:https://twitter.com/TokyoGiants/status/883650935678836736 |
ジャイアンツの小林誠司捕手は今、ちょっとした窮地に立たされている。
それは炭谷銀仁朗選手を獲得したことで発破をかけられたということだ。
リードによる差はあるのか?
巨人・小林誠司が生き残るために、打撃だけではない重要な課題とは。(Number Web) - Yahoo!ニュース
この記事によると、小林は投手によってリードに差がないことが問題であると書かれてある。
しかし、そこまでリードによって防御率に差が出るのかと言う点を議論したいと思う。
捕手防御率は統計学的にはCERA:Cacher's ERAと示される。
1989年にクレイグ・ライトが提唱した。
Baseball Prosecutorsのキース・ウルナーによると
同じ投手を違う捕手がリードしたケースを調べると盗塁阻止や捕球による失点の変動の影響を取り除くと年間1.6失点、防御率では0.01という結果であり、ほぼランダムであるとのことである。
つまり、捕手のリードによる統計学的有意差は出ていないということである。
一方で盗塁阻止、捕逸、フレーミングで捕手の失点阻止力に一定の差がでることが証明されているとのことである。
つまり、リード云々は印象的なものであるとして良いのではないかと思う。
巨人が炭谷を獲得した理由
巨人の問題は小林と2番手捕手との差として何があるか。
ということを考える必要があります。
2018年に主に出場した捕手は小林と大城の2人です。
小林の成績
捕手試合数119 捕逸4 盗塁阻止率 .341(リーグ1位)
大城の成績
捕手試合数66 捕逸2 盗塁阻止率(不明)
一方、炭谷
炭谷銀仁朗
捕手試合数47 捕逸1 盗塁阻止率 .327
一方、炭谷
炭谷銀仁朗
捕手試合数47 捕逸1 盗塁阻止率 .327
盗塁阻止率は小林がリーグ1位ですが、炭谷と遜色ありません。
一方の大城は盗塁阻止率の詳細は不明ですが、小林と比べると劣るのは確実です。
同レベルの盗塁阻止率をとるか、打撃能力の高い大城をレギュラーに添えるか。
これに関しては、キャンプで競争をしてよいと考えてしかるべきでしょう。
大城の打撃成績が小林と炭谷の成績を凌駕するレベルであれば、断然大城を使うべきであるし、小林が2018年4月レベルの成績を残せれば、小林がレギュラーです。
結論から述べると、この3人は同レベルで差はそれほどないから、調子の良い選手を使うべきということです。
大城の打撃能力を生かしてのコンバート案がありますが、私は反対です。
打てる捕手だから価値があるということです。
外野コンバートはたまになら・・・出場機会を増やすためという観点であれば良いと思います。
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